徒然なる雑記

日々の発見や趣味や学びについての記録

ある大学院生のお話

万年筆

 小学生の頃に習字を習っており、毛筆は特待生まで昇段し、硬筆は6段ぐらいで止まっていた気がします。

 ある時、硬筆の練習用に万年筆を買ってもらい、今に至るまで10年程持ち続けています。

 

 そんな万年筆を、ついに、調整に出してきました!

 いつのまにか落としたために歪んでしまってインクがサラサラと出なくなってしまっていました(記憶にはない…笑)。

 プラチナの#3776の18金の万年筆です。 ファースト万年筆にはかなり良いものであったと思います。

 

 ペンの調整をしてくれる職人というに相応しいおじいさんが、ペン先を細かい手作業で歪みを正してくれて、インクの出が良くなるように、また、書きやすくなるように調整を加えてくださいました。ものの10分程度でした。

 目の前で細かい手作業によって見違えっていく姿に感動して、ずっと眺めていました。

 18金のペン先であったので、かなり歪んでしまっていたものも、柔らかい金の特性から直せたとのことでした。

 

 また、二本無料とのことだったので、一年ほど前に購入したWATERMANの万年筆も見ていただきました。お話によると、万年筆はベストな状態で育ててあげると良い状態で馴染んでくるが、ベストでない状態で使い続けても良くはならないとのことでした。また、良い状態で使ってあげると親子三代に渡って受け継ぐこともできるとのこと。そんな蘊蓄も教えていただけました。

 

 両者とも書き心地はサラサラになり、インクの量もベストな状態となり帰ってきました。文字を書くのが楽しくてたまらないです。

 万年筆ライフを満喫しています!

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